これまでに最も一般的に作られた
カップは、「リトロン」または
「スクエアカップ」と呼ばれ、
高さと直径が同じという特徴を
持っています。
この器は1752年に
ヴァンセンヌ磁器製作所によって
生み出されました。
その後、さまざまなサイズが作られ、
最小のものは「ミニョネット」、
最大のものは「ジェニウ」
または「マグ」と呼ばれました。
フランス語における「マグ(mug)」
という言葉は英語由来の外来語ですが、
実は「モック・ド・マトロ」と
共通の語源を持っています。
これは、食べ物や飲み物を量るために
使われていた、小さな陶器や錫製の
容器のことです。
もともと容量は12オンスでしたが、
やがて取っ手がなくなり、
16オンスへと大きくなりました。
これは、有名なアメリカーノ
コーヒーに対応するためでした。
その歴史をご存じですか?
第二次世界大戦中、コーヒーは
兵士たちにとって欠かせない
存在で、1人の兵士が年間10kg以上を
消費していたほどでした。
アメリカ軍は大量のコーヒーを
ヨーロッパへ輸送しなければならず、
しばしば不足することもありました。
現地のエスプレッソの苦味を
好まなかったイタリア駐留中の
アメリカ兵たちは、熱湯で薄めて、
より親しみのある味にしたのです。