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ベルナルドがたどった道

ベルナルド社の事業とアートへの大きな冒険は、1863年に磁器の製造に欠かせない3つの要素(カオリン、淡水、森)を持つある地域で始まります。冒険は21世紀に入っても続き、テクノロジーとクリエイティブへの転換を滞りなく乗り越え、第3千年紀を平穏に、そして果敢に始めます。

革新、近代化、創作

1962年、ピエール・ベルナルドは会社の経営を引き継ぎます。彼は1979年に、オラドゥール=シュル=グラヌに白磁製造に特化した新工場を建設し、複数の磁器工場を買収し(その中には1986年の旧王立製陶所も含まれます)会社を再編しました。さらに1980年代には、静水圧プレス機を購入して生産機械の近代化をはかります。インジェクション式の磁器素地が磁器型に注入されると、10トンの圧力を受けて押し固められ器の形に変えられます。この技術によって、品質を向上させ生産を増やすことができるようになりました。

同時に、彼は創作を職業の中心と考え、とりわけデザイナーのレイモンド・ローウィに、最初のコンテンポラリーな磁器のテーブルセットを依頼しました。最後に彼はテレビCMを作りますが、そのテーマ曲は今でもフランス人の記憶に残っています。こうして彼は、技術・創作・広報の各分野で、見事に大転換期を乗り越えました。

第三千年紀

1979年、ピエール・ベルナルドは息子ミシェルに、ブランドを世界に広めるために経営に加わらないかと持ちかけました。ミシェル・ベルナルドは、1994年第5代目の社長として会社を引き継ぎます。
彼は生産機械の近代化を図りますが、一方で象眼装飾の伝統が継承される努力も怠りませんでした。彼は前任者の哲学を受け継ぎ、まだファミリーが資本を持っている最後の企業を発展させます。伝統のノウハウを守り、先端技術には手をつけず、そしてどんな状況にあってもクリエイティブであることを貫きます。

はじまり

1768年、リモージュから数十キロのところにあるサン=ティリュー=ラ=ペルシュで、一人の女性が真っ白で柔らかい滑らかな粘土を見つけ、それを衣類の脂落としや漂白に使っていました。専門家はこれが、長石、石英、水と並んで磁器の製造に必要な4つの要素の一つであるカオリンであることをつきとめます。4世紀にわたる研究の末、硬く、緻密で、真珠の透明感を持つ中国陶磁器の製造の秘密を解明したのです。こうしてリモージュ磁器が誕生しました。1771年に伝説的な第1号を製造したのは王立製陶所です(p.32参照)。ベルナルド製陶所の事業の大きな冒険が始まったのは、こうした特別な歴史と地理条件があったからです。

すべては1863年に始まりました。テーブルウェアの普及とともに、燃料としての石炭の利用が増加し、鉄道が発達しことで、リムザン地方の2つの企業が共同で工場を設立します。工場の中に、注目を集める一人の見習がいました。彼の名前はレオナール・ベルナルド。20年後に営業責任者となった彼は、2人の創始者
に歴史遺産を継ぐにふさわしい人間と認められ、経営に加わります。1900年に、レオナールはすでに彼の名を社名につけた会社を取得します。

技術革新の味

レオナール・ベルナルドは生産ツールを発展させ、とりわけアメリカに新しい市場を開きましたが、息子のジャックとミシェルはこの仕事を引き継ぎ、1929年の世界恐慌、続く第二次世界大戦を乗り越えて来ました。その実現のために、とりわけ多くのアーティストの協力を得たり、1949年には大胆な賭に出るなどでコレクションを充実させていきました。彼らはフランスで最初にトンネル窯を導入しました。

木材から都市ガスに変わって24時間稼働できるようになり、さらに1954年からはラックの天然ガスが燃料源となりました。「クリーン」で一定の温度を供給するこのエネルギーのおかげで、より硬化で欠陥のない製品を生産できるようになり、生産量が増大しました。こうして製陶所は、職人の手工業的な技能へのこだわりを否定することなく、企業論理の時代に入っていきました。

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