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ヴィック・ムニーズ

Vik Muniz

ヴィック・ムニーズ(1961年、ブラジル・サンパウロ生まれ)はビジュアル系の現代アーティストです。

サンパウロの広告業界で短期間働いた後、ニューヨークのブルックリンに移り、1980年代後半にアーティストとしてのキャリアを始めました。初めは彫刻に興味をもちましたが、次第に絵画や写真の分野に進路を変えました。フォトジャーナリズムや巨匠の名画を題材に、チョコレート、埃、ダイヤモンド、砂糖、顔料、ケチャップ、キャビア、ケーブル等、身近にある様々な素材を用いて再現しそれを写真に収めることで作品にしています。

1990年代初頭に製作した「ピクチャー・オフ・ショコレート」シリーズや「シュガー・チルドレン」シリーズは、美術批評家や美術館の注目を集めた初期の作品です。1998年には第24回サンパウロ・ビエンナーレに参加し、2001年にはイタリアの第49回ヴェネツィア・ビエンナーレのブラジル代表に選ばれました。彼の作品は、グッゲンハイム美術館、ニューヨーク近代美術館、ホイットニー、ニューヨークのメトロポリタン、ワシントンのナショナル・ポートレート・ギャラリー、リオデジャネイロの現代美術館、ロンドンのテート・ギャラリー、パリのフランス国立写真センター、金沢21世紀美術館など、世界的名声のある美術館で展示されています。

彼のドキュメンタリー“Waste Land”(2010年)はオスカーにノミネートされ、サンダンス映画祭では最優秀ドキュメンタリー賞を受賞しました。

現在ブルックリンとリオデジャネイロの間を行き来し活動しています。

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